犬と猫の日常的な健康チェックの方法|病気のサインを見逃さない! - ドクターオザワ動物病院 八王子・町田・入間

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犬や猫は声に出して飼い主様に体調不良を伝えることができませんよね。そのため、ご自宅の愛犬や愛猫に元気で長生きしてもらうためには、飼い主様による日常的な健康チェックが欠かせません。しかし、どんなところを観察すれば良いのかよくわからないという方も多いと思います。

今回は、犬と猫の日常的な健康チェックの方法や重要性などをご紹介します。




■目次
1.犬と猫の健康管理の重要性
2.犬と猫の異変に気づくためのポイント
3.身体チェックの方法:飼い主様でもできる簡単な健康診断
4.年齢別の注意点:成長段階に応じた健康管理
5.プロによる健康診断の重要性:動物病院での定期健診について
6.まとめ


犬と猫の健康管理の重要性

犬と猫の平均寿命は右肩上がりに伸びていますが、それに伴い、加齢による病気も増えています。もちろん、加齢そのものは避けて通ることはできませんが、早期発見・早期治療を行うことで愛する犬や猫を病気の脅威から守り、健康寿命を伸ばすことができます。


犬と猫の異変に気づくためのポイント

愛犬や愛猫のちょっとした異変に気がつけるよう、日頃から犬や猫の以下の様子をよく観察するようにしましょう。

<食欲>
食欲は落ちていないか、食事を食べづらそうにしていないか。

<飲水量>
飲水量が極端に減ったり増えたりしていないか。

<排泄物>
おしっこの量や色、ニオイに変化はないか、うんちが緩かったり血が混じったりしていないか。

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<活動量>
散歩や運動を嫌がる、寝ている時間が極端に増えたなどの変化はないか。

<毛艶>
毛がボソボソしていないか、手触りが悪くないか。


身体チェックの方法:飼い主様でもできる簡単な健康診断

ここでは、ご自宅でもできる簡単なチェック方法についてご紹介します。すぐに実践できるものばかりなので、ぜひ今日から取り入れてみてください。

<体重測定>
飼い主様が抱っこできる場合は、抱っこして体重を計った後、飼い主様の体重を引くことで体重を測定することができます。そのほかにも、キャリーに入れて体重計に乗せる、犬の場合は直接体重計に乗ってもらうなどして、体重を測定することができます。

<歯と口腔内のチェック>
まずは口臭を確認した後、唇をめくって歯茎の色や状態をよく観察します。次に犬や猫の上顎を上から、反対の手で下顎を下から持って口を大きく開け、口の中の状態をよく確認しましょう。

<皮膚と被毛の状態確認>
毎日犬や猫の体を撫でて、毛の手触りに変化がないか、皮膚にできものや傷がないかをよく確認しましょう。また、頭や背中などは毛をしっかりかきわけて、皮膚の状態をしっかり確認することが大切です。ほかにも足の裏や足の付け根、おなかなども忘れずに確認しましょう。

<目のチェック>
まずは目やにや涙がないかどうか、目を眩しそうに細めていないかなどを確認しましょう。次に黒目を覗いてみて、目の表面が白く濁っていないか、瞳の奥が白くなっていないか、瞳孔が開いて緑っぽく見えないかなどを確認します。最後にまぶたを少し引っ張り、充血がないかどうかも確認しましょう。

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<耳のチェック>
まずは耳が赤くなっていないか、耳を触ってみて熱を持っていないかを確認します。次に耳から鼻を突くようなニオイがしないか、耳の中を覗いてみて耳垢がないかどうかも確認しましょう。

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日頃からこれらのチェックを確認し、いつもと違う点があれば病気のサインである可能性があるため、なるべく早めに動物病院を受診しましょう。


年齢別の注意点:成長段階に応じた健康管理

犬や猫は年齢によってなりやすい病気が異なります。そのため、成長段階に応じた健康管理を行うことも大切です。

<子犬・子猫>
子犬や子猫は生後8か月くらいまでは体がどんどん大きくなります。そのため、こまめに体重をチェックして、体重がなかなか増えなかったり減ってしまったりする場合は病院を受診しましょう。また、生後3か月頃までは低血糖症に陥りやすいため、体重に合わせて食事量をこまめに見直しましょう
子犬・子猫の時期は歯が生え変わる時期でもあります。6〜7か月くらいまでを目安に乳歯から永久歯へと生え変わるため、なかなか乳歯が抜けない場合は獣医師に相談しましょう。

<成犬・成猫>
この時期は下痢や嘔吐といった消化器症状や皮膚疾患、おしっこの病気など、さまざまな病気にかかるリスクがあります。そのため、元気や食欲、皮膚や排泄物の状態など、全身状態を万遍なくチェックするようにしましょう。

<シニア期>
7歳を超えてくると、心臓病や腎臓病、肝臓病、腫瘍、歯周病、白内障など、加齢に伴う病気が目立ってきます。これらの病気は活動量や食欲の低下が見られることが多いため、しっかりとチェックするようにしましょう。


プロによる健康診断の重要性:動物病院での定期健診について

犬や猫は痛みや体調不良を隠す習性があるため、なかなか病気の存在に気がつかないケースが少なくありません。また、初期症状が見られない病気も多くあるため、ご家庭での健康チェックだけでは分からない健康状態があります。そのため、病気を早期発見・早期治療できるよう、1年に1回(シニア期は半年に1回)を目安に、動物病院で定期的な健康診断を受けるようにしましょう。
詳細についてはぜひお気軽にスタッフまでお尋ねください。


まとめ

犬や猫に元気で長生きしてもらうためには、飼い主様の日々の健康チェックと、私達獣医師による定期的な健康診断が重要になります。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ今日からご自宅でも身体チェックをしてみてくださいね。

また、なにか気になる症状が見られた場合は、どんなに些細なことでも構いませんので、ぜひ当院までご相談ください。


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