下痢で困る飼い主様必見!|犬や愛の下痢対策と検便方法について - ドクターオザワ動物病院 八王子・町田・入間

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愛犬や愛猫が急に下痢をしてしまったら、「なにか悪いものを食べてしまったのか」「もしかして重い病気かも」と心配になりますよね。下痢が見られた際には、動物病院に下痢の便を持参することがあるかもしれません。また、検便はどのように行われるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。

今回は犬や猫の下痢の原因や検便方法、獣医師の診察が必要なケースなどをご紹介します。




■目次
1.原因
2.検便の方法と重要性
3.下痢の便の持参方法
4.獣医師の診察が必要なケース
5.家庭でできる初期対応
6.まとめ

原因

犬や猫が下痢をしている場合、その原因は以下のように多岐にわたります。

・ストレス
・食べ過ぎ
・フードの変更、普段食べていないものを食べた
・食物アレルギー
・胃腸炎
・感染症(細菌、ウイルス、寄生虫)
・異物誤飲、中毒
・膵炎
・腫瘍 など

検便の方法と重要性

動物病院では、主に以下のような方法で検便を行います。

<直接法>
便をスライドグラスに直接のせ、顕微鏡で観察します。これにより、腸内細菌や原虫の有無などを確認することができます。

<浮遊法>
飽和食塩水に便を溶かし、表面に浮遊しているものを顕微鏡で観察することで、寄生虫の卵を検出することができます。

また、便を染色して顕微鏡で観察することで病原体や細胞を確認したり、検査キットを使って特定のウイルスを検出したりする方法もあります。

下痢の便の持参方法

下痢の便はティッシュやキッチンペーパー、ペットシーツなどで包むと水分を吸収してしまい、検査ができないことがあります。そのため、便はビニール袋やラップなどで包んで持参するようにしましょう。

猫の場合はトイレにペットシーツを裏表逆に敷き、ビニール面を上にしてセットしておくと、比較的簡単に採便できるためおすすめです。

獣医師の診察が必要なケース

犬や猫はよく下痢をするため、病院を受診すべきか悩む飼い主様が多いです。以下のようなケースでは獣医師の診察が必要である可能性が高いため、すぐに動物病院を受診しましょう。

・3~4日以上下痢が続いている
・血便や黒色便
・重度の脱水症状が見られる
・高熱や重度の腹痛、嘔吐を伴うを下痢
・子犬や高齢犬、既往症のある場合

ただし、これらの条件に当てはまらなくても、心配な場合は念のため動物病院を受診することをおすすめします

家庭でできる初期対応

愛犬や愛猫が下痢をしている場合、少しの間(半日程度)絶飲絶食をして胃腸を休めることで、下痢が治まることがあります。下痢が落ち着いたら消化に良い食事を少しずつ与え、徐々に元の食事に戻すようにしましょう。ただし、なかなか下痢が治まらない、他にも何らかの症状が見られる、全身状態が悪い場合などは早めに動物病院を受診するようにしましょう。

まとめ

犬や猫が起こす下痢の原因は多岐にわたります。下痢は一過性のものであれば、半日程度絶飲絶食することで治まることがありますが、中毒や膵炎、腫瘍など、場合によってはすぐに対処しなければ危険な状態に陥ることがあります。そのため、下痢が続く場合や下痢以外の全身症状を伴う場合などは、なるべく早めに動物病院を受診しましょう。



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