2024/03/07
愛犬や愛猫が、急に歩き方がおかしくなっている、どこか痛そうにしている、そんな経験をされたことはないでしょうか。
昨日まで元気に動き回っていたのに、いつもと異なる行動をしている様子が見られると心配になります。
これらの症状は関節炎による痛みが原因かもしれません。
今回は犬や猫の関節炎について、原因や症状、治療方法などについて詳しく解説します。
軟骨細胞が損傷すると、軟骨組織の損傷を促す酵素が活性化し、軟骨組織が少しずつ破壊されていきます。それにより、関節の構造や機能に障害が発生します。
また、このような状態を起こす原因には、肥満や運動不足、高齢、などがあります。
・不自然な歩き方
・散歩に行きたがらない
・ジャンプしなくなる
・階段の上り下りをしなくなる
・手足を触られるのを極端に嫌がる
・体の一部をしつこくなめている など
前肢に異常がある場合は、頭を上下に振りながら歩く行動が見られることがあります。一方で、後肢に異常がある場合は、腰を上下に動かしながら歩きます。
このような症状が見られたら、関節炎による痛みのサインかもしれません。
また、関節炎を発症しやすい犬種としては、トイプードルやミニチュア・ダックスフンドなどが挙げられ、猫種としてはスコティッシュ・ホールド、マンチカンなどが挙げられます。
関節炎による機能障害を軽減するためには、関節に負担をかける運動を避ける、リハビリテーションで適切な体重管理を行うことが有効的です。
また、痛みを和らげるために非ステロイド性消炎鎮痛剤などの投与を行います。
さらに、痛みや機能障害が生活に大きく影響する場合は、関節を固定する関節固定術や人工関節への置換術が行われる場合があります。
肥満は関節に負担をかけ、病気を悪化させる恐れがあるため、適正な体重を保つことで病気の進行を防ぎ、症状を緩和させることができます。飼い主様は、愛犬愛猫の体重を定期的にチェックし、適切に体重管理をすることが重要です。
また、滑りやすい床も関節に負荷をかけるため、フローリングにカーペットを敷くことも有効です。
そのため、飼い主様は普段から愛犬愛猫の歩き方を観察し、関節炎を疑う症状がみられた場合は、早めに受診するようにしましょう。
また、関節炎を予防するためには、適切な体重管理が大切です。日頃から定期的に体重をチェックし肥満にならないように注意しましょう。
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猫の脛骨骨折について┃高所から飛び降りに注意
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昨日まで元気に動き回っていたのに、いつもと異なる行動をしている様子が見られると心配になります。
これらの症状は関節炎による痛みが原因かもしれません。
今回は犬や猫の関節炎について、原因や症状、治療方法などについて詳しく解説します。
■目次
1.原因
2.症状
3.治療方法
4.ご家庭での予防方法や注意点
5.まとめ
原因
主な原因としては、関節にさまざまな刺激や負担がかかり、軟骨細胞が損傷し炎症が発症することが挙げられます。軟骨細胞が損傷すると、軟骨組織の損傷を促す酵素が活性化し、軟骨組織が少しずつ破壊されていきます。それにより、関節の構造や機能に障害が発生します。
また、このような状態を起こす原因には、肥満や運動不足、高齢、などがあります。
症状
関節炎が発症した場合、次のような症状が見られます。・不自然な歩き方
・散歩に行きたがらない
・ジャンプしなくなる
・階段の上り下りをしなくなる
・手足を触られるのを極端に嫌がる
・体の一部をしつこくなめている など
前肢に異常がある場合は、頭を上下に振りながら歩く行動が見られることがあります。一方で、後肢に異常がある場合は、腰を上下に動かしながら歩きます。
このような症状が見られたら、関節炎による痛みのサインかもしれません。
また、関節炎を発症しやすい犬種としては、トイプードルやミニチュア・ダックスフンドなどが挙げられ、猫種としてはスコティッシュ・ホールド、マンチカンなどが挙げられます。
治療方法
長期間にわたって徐々に進行していくことが多い疾患ですが、短期間では症状が改善したり悪化したりを繰り返すことがあります。関節炎による機能障害を軽減するためには、関節に負担をかける運動を避ける、リハビリテーションで適切な体重管理を行うことが有効的です。
また、痛みを和らげるために非ステロイド性消炎鎮痛剤などの投与を行います。
さらに、痛みや機能障害が生活に大きく影響する場合は、関節を固定する関節固定術や人工関節への置換術が行われる場合があります。
ご家庭での予防方法や注意点
ご家庭で関節炎を、有効的に予防できるものは体重管理です。肥満は関節に負担をかけ、病気を悪化させる恐れがあるため、適正な体重を保つことで病気の進行を防ぎ、症状を緩和させることができます。飼い主様は、愛犬愛猫の体重を定期的にチェックし、適切に体重管理をすることが重要です。
また、滑りやすい床も関節に負荷をかけるため、フローリングにカーペットを敷くことも有効です。
まとめ
関節炎が進行して重度の症状が発症する前に、関節炎の原因を早期発見し、適切な治療を行う事が重要です。そのため、飼い主様は普段から愛犬愛猫の歩き方を観察し、関節炎を疑う症状がみられた場合は、早めに受診するようにしましょう。
また、関節炎を予防するためには、適切な体重管理が大切です。日頃から定期的に体重をチェックし肥満にならないように注意しましょう。
◼️その他、整形疾患についてはこちら
猫の脛骨骨折について┃高所から飛び降りに注意
犬の橈尺骨骨折について┃小さな段差にも注意が必要
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東京都八王子市に本院を置き、町田市、埼玉県入間市で3つの動物病院を運営しています。
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