2023/11/06
健康を維持するためには、病気や怪我の際、医師の指示のもとで薬を飲ませることが必要になることもあります。しかし、中々飲んでもらえず苦労したことがある飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回は犬と猫の自宅でできる薬の飲ませ方について詳しく解説します。
例えば、一部の抗生剤や腎臓の薬などは苦味が強かったり、粉薬は飲み込む際に不快な感覚があるため中々薬を飲んでくれません。
あるいは過去に薬を無理矢理飲ませられた経験がある動物は、恐怖感や不快感を覚えているため本能的に薬を飲むことを嫌がるようになります。
犬や猫の主な薬の種類として以下のタイプが挙げられます。
薬単独で飲ませる場合は、利き手の反対の手で犬の口を開けて、舌の真ん中付近に薬を優しく入れましょう。薬をいれたら吐き出さないように飲み込むまで口を抑えて上を向かせてください。
他にも、粉薬を水に溶かして液状にしてからシリンジやスポイトを使って飲ませる方法もあります。シリンジやスポイトを犬歯よりもやや後ろに差し込み、口の横からこぼれないようにゆっくりと注入してください。粉薬を水で溶かす時は人肌程度のぬるま湯を使うと飲ませやすくなります。
また、薬をうまく飲むことができたらすぐにその場で褒めるようにしましょう。
薬を飲ませるために、味付けの濃い人用の食事に混ぜて与えようとする方がいますが、膵炎や下痢の原因となるのでやめましょう。
また、粉薬を砕いたりカプセルの中身だけ取り出して与えると、薬の正しい効果を得られないことがあるため、薬の形状を変えたい場合はかかりつけの獣医師に相談してください。
最近では味や香りがついたチュアブル錠やフレーバー錠も増えているため獣医師に確認しながら試してみるのも良いでしょう。また、うまくいかない時は早めに動物病院へ相談し、薬の飲ませ方についてアドバイスをもらいましょう。
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東京都八王子市に本院を置き、町田市、埼玉県入間市で3つの動物病院を運営しています
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そこで、今回は犬と猫の自宅でできる薬の飲ませ方について詳しく解説します。
■目次
1.薬を飲まないのはどうして?
2.犬や猫の薬の種類と飲ませ方
3.犬や猫が薬を飲まない時のポイントと注意点
4.薬を飲ませる時にやってはいけないこと
5.まとめ
薬を飲まないのはどうして?
犬や猫が薬を飲まない理由は様々ですが、基本的には味や食感に不快感を持つことが原因です。 それに加え、犬と猫は苦味が大の苦手です。例えば、一部の抗生剤や腎臓の薬などは苦味が強かったり、粉薬は飲み込む際に不快な感覚があるため中々薬を飲んでくれません。
あるいは過去に薬を無理矢理飲ませられた経験がある動物は、恐怖感や不快感を覚えているため本能的に薬を飲むことを嫌がるようになります。
犬や猫の薬の種類と飲ませ方
犬や猫の主な薬の種類として以下のタイプが挙げられます。
・錠剤、カプセル
一番簡単な方法は、いつものフードや投薬チュールなどのおやつに混ぜて飲ませる方法です。薬単独で飲ませる場合は、利き手の反対の手で犬の口を開けて、舌の真ん中付近に薬を優しく入れましょう。薬をいれたら吐き出さないように飲み込むまで口を抑えて上を向かせてください。
【投薬方法についての動画】
・粉薬、液体
こちらもフードやおやつに混ぜて飲ませる方法が最も簡単です。他にも、粉薬を水に溶かして液状にしてからシリンジやスポイトを使って飲ませる方法もあります。シリンジやスポイトを犬歯よりもやや後ろに差し込み、口の横からこぼれないようにゆっくりと注入してください。粉薬を水で溶かす時は人肌程度のぬるま湯を使うと飲ませやすくなります。
犬や猫が薬を飲まない時のポイントと注意点
犬や猫が薬を飲まない時に焦ってしまい、力を込めて押さえつけたり無理矢理飲ませようとすると、犬や猫にトラウマを植え付けてしまいます。こうなってしまうと、薬を飲ませることがさらに困難になるので飼い主様はリラックスして、優しく飲ませることを意識してください。犬や猫に「薬を飲むことは辛くない」と学習させることが最も大切です。また、薬をうまく飲むことができたらすぐにその場で褒めるようにしましょう。
薬を飲ませる時にやってはいけないこと
薬はなるべく単独あるいは投薬用のおやつと一緒に飲ませることが望ましいです。薬を飲ませるために、味付けの濃い人用の食事に混ぜて与えようとする方がいますが、膵炎や下痢の原因となるのでやめましょう。
また、粉薬を砕いたりカプセルの中身だけ取り出して与えると、薬の正しい効果を得られないことがあるため、薬の形状を変えたい場合はかかりつけの獣医師に相談してください。
まとめ
犬や猫に自宅で薬を飲ませるには、正しい薬の飲ませ方を知ることが大切です。ゆっくりと時間をかけて「薬を飲むことは辛くない」と学習させて、犬や猫がストレスなく薬を飲めるようになることを目標にしましょう。最近では味や香りがついたチュアブル錠やフレーバー錠も増えているため獣医師に確認しながら試してみるのも良いでしょう。また、うまくいかない時は早めに動物病院へ相談し、薬の飲ませ方についてアドバイスをもらいましょう。
お問い合わせはこちら
ドクターオザワ動物病院グループ
東京都八王子市に本院を置き、町田市、埼玉県入間市で3つの動物病院を運営しています
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