もしかして病気のサイン?|犬と猫のトイレ問題について - ドクターオザワ動物病院 八王子・町田・入間

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犬や猫と一緒に生活をしているとさまざまなトラブルに頭を悩ませることが多いと思いますが、特にトイレ問題に気を揉んでいる飼い主様は少なくありません。しかし、今まで問題がなかったのに急に粗相が増えた場合は、なにかの病気なのではないかと心配になりますよね。

今回は犬と猫のトイレ問題について、原因や注意ポイント、対処法などを解説します。




■目次
1.犬と猫でよくあるトイレの悩み
2.原因や注意ポイント
3.対処法
4.予防法やご家庭での注意点
5.まとめ

犬と猫でよくあるトイレの悩み

愛犬や愛猫が、「なかなかトイレを覚えてくれない」「急に粗相するようになった」など、トイレに関する悩みを抱えている飼い主様が多くいらっしゃいます。犬や猫をお家に迎え入れてすぐは、単純にまだしつけが完了していないケースもありますが、きちんとしつけていたのに急にトイレを失敗するようになった場合は、病気のサインである可能性があります

原因や注意ポイント

子犬や子猫を迎え入れたばかりのタイミングでトイレを失敗してしまった場合は、トイレの場所をしっかりと認識できていない可能性があります。

逆に高齢の犬や猫がトイレを失敗するようになった場合は、尿に関する筋肉の衰えや、認知症の可能性が考えられます。

ただし、いきなり粗相が増えた場合には、ストレスや病気が原因である可能性があるため、注意が必要です。考えられる病気としては、膀胱炎や尿石症、前立腺肥大、腫瘍などが挙げられるため、粗相が続く場合には、早めに動物病院で検査を受けるようにしましょう。

対処法

トイレ以外の場所に尿のニオイが残っていると、同じ場所でまた粗相してしまう可能性があります。そのため、ニオイが残らないようにしっかり掃除するようにしましょう。市販の消臭スプレーや、クエン酸、重曹などを使うとニオイが残りにくいのでお勧めです。

また、トイレそのものやトイレの場所、トイレ砂など、トイレの環境を変えてから粗相をするようになった場合は、一度元に戻してみましょう

予防法やご家庭での注意点

まず、子犬や子猫を迎え入れたら、トイレトレーニングをしっかり行うことが大切です。ソワソワして床のニオイを嗅ぎはじめたら尿をしたいというサインなので、そのようなサインが見られたらトイレに連れて行くようにすると、自然とトイレの場所を覚えてくれますよ。また、トイレの場所を覚えるまでは、トイレの位置を変えないようにしましょう。

高齢犬や猫の場合はトイレの場所を寝床の近くに変えたり、段差が少ないトイレに変えたりしましょう。それでも粗相が続く場合は、ペット用のおむつをするのも一つの手です。

ストレスが原因の場合は、適度に運動をしたり飼い主様とのコミュニケーションの時間を増やしたりして、なるべくストレスを発散させてあげてください。

病気が原因の場合は、治療をしないと悪化してしまう可能性があります。特に尿の量が極端に少なくなったり全く出なくなってしまったりした場合は、すぐに治療をしなければ命にかかわることもあるため、急に粗相するようになった場合は、なるべく早めに病院で検査を受けましょう

当院では、より精密な検査が可能なエコーの検査装置を導入しております。エコー(超音波検査)は、波のはね返りの違いを画像として写し出す検査で、腫瘍や炎症、結石の有無を確認することができます。また、心臓や血管の状態を観察するのにも役立ちます。

当院のエコー装置は、従来よりも高精細な画像が得られる装置を導入しております。この装置は、超音波検査の利点である非侵襲性(体に負担がかからないこと)に加え、レントゲンのような被曝の心配もありません。そのため、動物たちに優しく、安心して検査を受けていただけます。

まとめ

犬や猫のトイレ問題は、場合によっては病気が原因である可能性があるため、注意が必要です。今まで問題がなかったのに急に粗相するようになった場合や、尿に異常が見られる場合(尿が赤い、ニオイがいつもと違う、量が異常に少ないなど)は、なるべく早めに動物病院を受診するようにしましょう。


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