犬や猫のSFTS(重症熱性血小板減少症)の症状は?原因や症状、治療・予防方法について

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犬と猫のSFTS(重症熱性血小板減少症)は、マダニによって媒介されるウイルス感染症です。
致死率が高く、人にも感染する恐れがある病気なので、感染には注意が必要です。
本記事では、犬や猫のSFTS(重症熱性血小板減少症)の症状や原因、診断・治療方法について解説していきます。



【目次】
犬や猫のSFTSの症状
犬や猫のSFTSの原因
犬や猫のSFTSの治療方法
犬や猫のSFTSの予防方法
まとめ

犬や猫のSFTSの症状

犬や猫がSFTSに感染すると以下のような症状がみられます。

・元気、食欲の低下
・発熱
・白血球減少
・血小板減少
・嘔吐
・黄疸

人にも感染することがあり、発熱や消化器症状がみられ、致死率は6.3〜30%と比較的高い為、注意が必要です。

愛犬や愛猫に上記の症状がみられた際には、早急に動物病院に連れて行くようにしましょう。



犬や猫のSFTSの原因

SFTSは、マダニが媒介するウイルスが犬や猫に感染することで発生します。
マダニに刺された場合や、ウイルスを保有している動物の血液や体液と接触した場合で感染することもあるので注意が必要です。

SFTSへの感染が疑われている場合には、なるべく濃厚接触しないようにしてください。


犬や猫のSFTSの治療方法

SFTSに有効な治療方法は確立されていません
症状に対して、静脈点滴などの対症療法を行っていきます。

早期に治療を開始することが大切なので、飼い主さんは大切な家族に異変がみられた際には、すぐに動物病院に連れて行くようにしてください。



犬や猫のSFTSの予防方法

SFTSを予防するためには、マダニの駆虫が大切です。
毎月のマダニ駆虫は忘れずに行いましょう

また、マダニの駆虫薬をつけていても、刺されてしまうと感染する恐れがあるため、なるべく草むらなどに立ち入らないことをおすすめします。
散歩後にブラッシングを行い、マダニがついていないかどうか確認することも重要です。

ワクチンなどの予防はないため、飼い主さんが草むらへの立ち入り制限やマダニの駆虫薬の使用を徹底して行う必要があるでしょう。




まとめ

本記事では、犬と猫のSFTSについて原因や症状、治療・予防方法について解説してきました。
SFTSは、致死率が高く人にも感染する恐れがある病気です。
普段からマダニの予防を心がけ、異変がみられた際には早急に動物病院を受診することをおすすめします。




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