HOME > 獣医師カリキュラムの1例

獣医師カリキュラムの1例

獣医師カリキュラム【共通】(2016年入社)
2016年度の目標
小動物の治療に不可欠な外科・内科・処置・臨床検査・麻酔管理等の知識や手技の習得と実践。飼い主の方々としっかりとコミュニケーションがとれ、十分なインフォームドコンセントによる診療が行えるための聴く力と話す力の習得。
2016年(4~12月)のタイムスケジュール
①臨床        5月      6月   7月   8月   9月  10月  11月  12月
外科 麻酔管理(基礎)  歯石除去(助手→執刀)
気管挿管      猫:去勢  小型犬:去勢        猫:避妊  小型犬:避妊
                     中型:大型犬・去勢
                            軟部外科助手
外来 予防  皮膚科     夜間当直勤務
処置 採血 留置 手術の準備 外傷管理
臨床検査 全検査機器の操作・取り扱い・管理
           レントゲン検査    超音波検査     内視鏡検査
内科管理 診療補助  入院動物の管理・症例病態の理解  治療計画の検討
②知識
書籍 全体の把握 → 緊急処置、耳・皮膚→→
DVD・BD 全体の把握→ 生殖器→ 緊急手術→ 軟部外科→ 整形外科
③その他
聴力・話力 問診・薬の説明・問合せへの対応
事務 会計・集計・物品発注・在庫確認

 

育成に使用する書籍等
<4~5月>
①各種薬(予防薬等)の受渡し・説明 ・journal:予防獣医療について
・病院で扱っている薬品の薬効・投薬量のまとめ表作成
②入院患者の診療・診療補助 ・journal:問診と身体検査(前篇・後篇)
・journal:保定と投薬
・視診・聴診・触診・注射・留置・爪切り・耳掃除
・肛門腺絞り
③カルテの記入 ・ステッドマン医学事典
④麻酔管理 ・獣医臨床麻酔オペレーションハンドブック
⑤各種検査(血液・尿・便)結果の理解 ・獣医臨床病理学
・勤務獣医師のための臨床テクニック①・②
⑥当直までに修得する緊急対処 ・journal:発作―虚脱・失神発作
・journal:発作―てんかん様発作
・伴侶動物のための救急医療
・小動物の緊急療法マニュアル
⑦避妊・去勢手術 ・スモールアニマルサージェリー(避妊・去勢)
・Dr. Ozawa DVD「陰睾・去勢」「子宮蓄膿症」
・縫合、結紮練習
⑧その他 ・インフォームドコンセントのための話術、毎日の診療日記作成
<6~9月>
①診療 ・journal:子犬・子猫の初診
・犬・猫の診断と治療
・スモールアニマルインターナルメディスン
・セオリーで読む小動物の実践的画像診断術
②当直(緊急患者に対する対応) ・伴侶動物のための救急医療
・小動物の緊急療法マニュアル
・受付対応、各種事務手続き
③手術助手 ・解剖学カラーアトラス
・スモールアニマルサージェリー
・各種Dr. Ozawa DVD
<10月~>
自分が得意としたい分野・興味のある分野の専門書・セミナー参加
2016年入職の獣医師の個人目標
獣医師A
6~7月 予防獣医療、ワクチン接種の診療。
予防薬、療法食に対する知識の習得及び、その他内服薬、外用薬の概念の把握。
聴診、問診、インフォームドコンセント等基本的な技術の習得
耳、皮膚など検診時に多い疾患の知識、診断、治療技術の習得。
避妊・去勢手術のメリット、リスクなどの知識習得、飼い主の方へ分かりやすい説明・インフォームドコンセントの実践。
歯石除去、遺残乳歯抜歯の技術の習得。
避妊・去勢手術等のビデオ、外科用資料を用い、生殖器関連の手術に関する解剖および技術知識習得。
麻酔等手術の準備、知識の習得。
助手として避妊手術等に参加し、外科手術の基礎知識を習得。
救急救命に対する基礎知識の習得。
8~9月 下痢、嘔吐など検査知識の必要な疾患に関する知識の確立。
エコー、DRを用いた診断技術の習得。
去勢手術を導入~覚醒まで一人で執刀できるための知識・技術・判断力の習得。
同様に歯石除去を一人で行えための知識・技術・判断力の習得。
救急救命に関する技術の確立。
避妊手術に対する知識及び技術の習得。
胃切開、膀胱結石、体表腫瘍等各種手術に助手として参加し、知識を習得。
麻酔薬、緊急薬、内服薬等、病院で使用しているすべての薬の作用、副作用、投与量などの知識の習得。
10~12月 一般診療における技術、エコー・DR診断技術の確立。
避妊手術を導入~覚醒まで一人で執刀できるための知識・技術・判断力の習得。
各種ヘルニア、脾臓摘出、整形外科等、各種外科手術の知識習得。
その他 CT操作・撮影技術の取得、CTにおける診断技術の向上。
皮膚疾患に対する専門知識の習得。
内視鏡の手技習得。
獣医師B
年間目標 この一年で人間として獣医として必要な常識・基礎力・飼い主の方とのコミュニケーション力を身に着け、飼い主の方々や同僚からも信頼される獣医師になるためのステップにしたいと考えています。
4~6月 受付や会計など事務手続きの把握、カルテの記入手順の習得。
ワクチンや予防薬の説明と診察(目標;10件以上/日)
外来の助手を担当し、保定を上達させるとともに、診察の方法や飼い主の方とのコミュニケーションを学ぶ(20件以上/日)
去勢手術と避妊手術の飼い主様への説明を行えるようにする。去勢手術では入院中の管理、手術の執刀、退院までを一人で行えるようになる(目標:10~20件以上/月)
手術における麻酔管理を理解する。
歯石除去・乳歯抜歯の助手と執刀を担当する(目標:20件以上/月)
避妊手術やその他の手術では助手につき技術の吸収を図る。
軽い皮膚疾患をはじめとした軽傷外来の診察を行えるようになる(目標:10件以上/日)
入院動物達のケア・リハビリテーションのスキルを身に着け、飼い主の方に円滑に説明や提案ができるようになる。
救急外来の診察の基礎を学ぶ。
7~9月 外耳炎と皮膚疾患の診断のスキルアップ(目標:3件以上/日)
去勢手術と歯石除去における入院管理・執刀・退院までを一人で行えるようになる(目標:20件以上/月)
X線や超音波診断技術の習得および向上。
皮膚疾患と眼疾患における診察力の向上。
10~12月 泌尿器疾患の診断のスキルアップ。
ウサギやフェレット、ハムスターなどエキゾチックアニマルの診察の基礎を習得する。
一般外来・救急外来の診察(目標:10件以上/日)。
避妊手術及び体表部の腫瘍摘出などの執刀・助手(目標:15件以上/月)。
1~3月 担当病院を終日、一人で勤務し、すべての外来診療を適切に行えるまでの診療技術の習得。
自分が主治医として診察する動物達を増やし、担当病院の外来の20%以上を担当できるようになる。
2年目以降 リハビリテーション・皮膚疾患・眼科に関する高度な診察と処置ができるようにセミナーなどに積極的に参加していきたい。
現在、勤務している分院では、神経・整形外科の手術件数が多く、動物達のトータルケアを考える上で、リハビリテーションの技術の取得は必要不可欠であると考えます。リハビリテーションの知識を取得し自分の強みにしていきたい。
来年度、テネシー大学公認リハビリテーション認定資格の取得をし、勤務病院ではリハビリ科を設立をし、動物達の機能回復・QOLの向上に繋げたい。
獣医師C
5・6月 【診療】
 ・各種薬の知識、事務的作業
 ・狂犬病などの予防接種、予防薬の説明
 ・X線撮影時の各種保定方法
 ・救急医療
【外科】 
 ・手術の準備や外回り作業
 ・麻酔管理技術
 ・猫の去勢手術の技術習得     
7~9月 【診療】
 ・軽傷外来の診察
 ・腹部超音波検査技術
 ・去勢手術における入院から手術・退院までの流れ
【外科】
 ・犬の去勢手術の技術習得
 ・猫の避妊手術の技術習得
10~12月 【診療】
 ・一般外来の診察
 ・エキゾチックアニマルにおける基礎知識
 ・避妊手術における入院から手術・退院までの流れ
【外科】
 ・犬の避妊手術の技術習得
 ・より正確で早い避妊・去勢手術の技術習得
 ・その他の手術の助手
1~3月 【診療】
 ・診察できる件数・症例の絶対数を増やす
 ・自分が得意としたい分野の確立
【外科】
 前月に同じ
年間目標 まずは、予防を目的とする飼い主の方に対して、丁寧で分かりやすい説明ができることを目標とする。
それと同時に去勢や避妊の技術を身に付け、一人の力で診察から去勢や避妊の手術・退院までできるようにする。
また、X線撮影時の保定の仕方や超音波検査でのプローブの当て方を先生たちが行っているのを見て学び、X線の保定や読影、腹部超音波検査の技術を少しずつ高めていく。
今年入社した獣医師のカリキュラムの一例です。
当院で勤務する獣医師として「当院が求めるもの」と「各自の希望・目標」を融合させた獣医師毎のカリキュラムを作成し、実践、サポートしています。
獣医師を志す皆さんへ
獣医師を志す皆さんへ
獣医学部生の皆さんへ
専門学校生の皆さんへ
獣医師カリキュラムの1例
TOPへ戻る
TOPへ戻る